あらゆるリフォーム・リノベーションを撮影します。
戸建住宅やマンション、店舗・オフィス・ビル外観。あらゆるリフォームの「前・後」を撮影します。記録写真としても大切な撮影ですが、宣伝用の素材としての活用も大切ですよね。様々な現場を撮影し、さらにはその写真をベースに販促ツールとして製作してきた経験から、施工前と施工後の比較写真としても活用可能な撮影を重視しています。
目の前の風景を単純に写し撮るのではなく、その写真をどう活かすのかを考えたうえで撮影をすること。単なる工事記録写真になってしまうのは、ちょっともったいないと思いませんか?
カット数の上限? 何を言ってるんですか。
フィルムの時代は終わりました。デジタル全盛のこの時代に「撮影カット数は〇○カットまで」という条件をよく見かけます。確かに撮影する側から見ればキリがないのは大変です。納品の際に「もう少し右から見たのは無いの?」とか、「なぜもっと下が写って無いの?」とか言われてないんでしょうか?
カメラは光も大事ですが、素材としての撮影を請け負う以上、作品作りであってはならないのです。我々が撮影するのはいわゆる「写真素材」です。販促物にも使用されるものでもあり、そこにはレイアウトデザインという別の視点も存在します。デザイナーとの事前打ち合わせがあれば良いですが、大抵は撮影だけが先行します。例えば「キッチン」の写真が横方向のみの場合、販促物によってはレイアウトに制約がかかります。ところが同じ場所の縦アングルの写真も撮影済みであれば、問題はぐっと少なくなります。
さらに言うとアングルのバリエーションが多いほど、素材としての使い道はさらに増えるわけです。カット数の多さよりも、少ない方が問題なのです。カット数の上限なんて、決められませんよね。
余白って大事。のりしろを意識して撮ってます。
写真素材として撮影する訳ですから、中にはかっこいいコピーを載せてレイアウトする場合もあります。その際に問題となるのが「トリミングできない写真」です。カメラのファインダーや背面モニターにカッコよく映った写真は、実は使いづらい場合が多いのです。デザインサイドから考えれば、レイアウトする際のゆとりを考えた写真の方が、結果的に商品の魅力を大きく引き出してくれる写真なのです。
ファインダーでカッコ良く見えるよりも、もう少し「のりしろ」がある方がもっとカッコ良くなります。宣材写真の良し悪しは、見えない部分も大事なんですね。
上の写真は、ワイドに押さえた元画像を、壁面収納を説明する画像として拡大トリミングしたもの。拡大版のアングルのみで撮影した場合、空間の広さは表現できません。ですので、拡大トリミングとして使用する画角を基本に、上下左側のスペースも加えて撮影をしています。こうしておけば販促媒体を制作する際でも横長でも縦位置でも自在にレイアウトできるベース写真が手に入ります。